校長あいさつ
富山県立ふるさと支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、昭和49年4月に開校し、本年で創立50年となる病弱児童生徒を対象とする特別支援学校です。
富山市南西部の丘陵地にあり、朝夕に鳥がさえずり、時にはカモシカやホクリクサンショウウオなどの野生の生き物の姿も見られる里山の自然豊かなところです。
本校には、小学部・中学部・高等部があり、それぞれに訪問教育があります。慢性疾患や心身症など様々な症状の児童生徒と、訪問教育対象の重度・重複障害の児童生徒が在籍しています。 また、児童生徒は全員、隣接する独立行政法人国立病院機構富山病院に入院しており、治療を受けながら学習に励んでいます。
「明朗・克服・協力」を校訓とし、一人一人に応じた健康の回復を目指すとともに、進んで社会参加できる児童生徒の育成に努めています。そのために、病院や保護者、関係機関と十分に連携を図りながら教育をすすめています。
学校行事や児童生徒会活動は、友達や先生方との関わりの中で協力して取り組むことができるように設定しています。
また、教科の学習は小集団で行い、ICT機器を活用するなど、一人一人の心身の状態や学習状況、発達段階、特性等を考慮し、実態に応じて内容と方法を工夫しています。
病気が治癒・寛解すれば、前籍校(小学校・中学校)への復学や高等学校への編入学、地域の中学校や高等学校への進学が可能です。高等部では、大学や専門学校等への進学指導や企業等への就職指導にも力を入れています。
今年度は、本校創立50周年を迎え、10月25日(金)に記念式典を挙行いたします。この節目に、今までお世話になった皆様に感謝を申し上げますとともに、これからも児童生徒一人一人の学力の充実、そして社会的自立を目指した教育に、教職員一同力を合わせて取り組んでまいります。
令和6年4月1日
校長 鍛治本 園子